カンパリみかん

絵画と音楽とホメオパシーと放課後BBSHをつらつらと。基本は酔いどれ日記。

整いました①

いま所属しているスクールは年に1回、

自分の作品を発表するか

パフォーマンスをするか、ってのが必須課題になっています。

 

去年度のがこれ↓

tsubakidoh.hatenablog.com

もう、遠い昔のことのようだよ。

 

この時は結局篳篥の演奏になったけれども、

かなりギリギリまで何をするか迷っていました・・・三絃か筝か篳篥か。

 

その時は、

一番コンパクトな篳篥になりました。

筝と三絃の持ち込みはどう考えてもエコノミーの手荷物無料分を超えちゃうからね。


f:id:tsubakidoh:20171105185057j:image

その上に、

なんだかくだらない理由をつけて避けてたな〜。

 

三絃を三つ折れにした後の「仮継ぎ」がない

鼈甲のついた撥を持ち出すのが面倒

持ち込みで余分に費用がかかる

アンプにつなげる仕様じゃない(だだっ広い空間での演奏に向かない楽器だからアンプがいる、と思った)

 

それが、

 

鼈甲のついた撥を持ち出すのが面倒→手続きをすればOK(これはまだ調査が必要)

 

持ち込みで余分に費用がかかる→JALのJMBクリスタルサービスを受けることができるようになったので手荷物を一個多く無料で持ち込める

 

アンプにつなげる仕様じゃない→こういうの、ある↓

エレキ三味線マイク

 

「仮継ぎ」はなくてもOK。

 

なーんだ。

 

今から思えば、

全く大した問題じゃないやんか。

 

ベース

エスキース完成

色、下地=ベース決まり!

キャンバス到着

 

ってことで、

ちゃっちゃと作業を進めましょ。

 

まずは左官屋さんぽい仕事から。
f:id:tsubakidoh:20171104183824j:image
モデリングペーストと牡蠣殻をまぜまぜ。

 
f:id:tsubakidoh:20171104183855j:image

ジェッソを塗っておいたキャンバスに塗り塗り。

 

モデリングペーストがあっという間になくなったわ。

 

この下地は仕上がり後の重量が結構ある。

少しでも軽くしたいから今回はホルベインモデリングペースト・ライトを使用。

作業中もレギュラーだと手首を痛めるんじゃないかってくらいに抵抗を感じるからね。

 
f:id:tsubakidoh:20171104183946j:image
今日のお月様。

職場から撮影しました。

とても大きくて、街頭並みに光っている。

 

日中、冬型の気圧配置になったおかげで時雨気味。

そういう時は虹の出現率が上がるよね。
f:id:tsubakidoh:20171104183923j:image

虹、二重になってるわ〜。

じわっとうれしいこと

筝と三絃の合奏(古典)をしていると、

 

「うー、いま合っていない気がするけど合ってるのか・・・合うてるわ!」

 

という瞬間にしょっちゅう出会います。

 

「今、合っていないようだけど、ちゃんとあそこで合うんだよね」

とわかりながら演奏していたり、

 

「今、相手はここでこうしたくて、2小節先ではこれくらいで収めたいんだな」

 

と推測してみたり。

 

これがハマるとじわっとうれしい。

 

f:id:tsubakidoh:20170523174941j:plain

一方、

笙を吹いている時にはあまりそういうことが感じられなくて、

 

「主旋律担当と言われる篳篥と時々主旋律な龍笛さんからは置いてけぼりっぽい・・・

ほんなら、主旋律の側に行ってみたらより良い笙が吹けるんちゃう?」

 

そんな感じで篳篥を吹き始めましたが、

なかなか両側の持ち味を統合することができないでいました・・・篳篥龍笛で合奏している時は、筝、三絃の合奏の時と同じ感覚になるのに。

 

f:id:tsubakidoh:20170417171953j:plain

そんな燻り期間を過ごすこと5年?

 

先日、自分が篳篥パートの時に

 

「結局は笙が曲を作っている」

 

ということを肌身で感じて、

 

今度は自分が笙を持った時に篳篥さんともう一回、話し合って、その結果を試してみました。

 

何をしていたかって、

突き詰めると「基本の吹き方」に忠実に従うようにしたってことなんですが、

合奏の中で「基本の吹き方」をキープするのは自分にとってとても勇気のいることだったのです。

 

そうやって逃げ腰になっていたのは、

 

自分が曲を作る!

 

っていう責任を負うことへの恐怖から生じていたんだ。

f:id:tsubakidoh:20170301212803j:plain

自分の恐怖をとっ捕まえて同じ地平で対峙する。

 

そのことはとても怖いことで勇気がいる。

 

でも、

その「えいや!」

と飛び込んだ後にはじわっとうれしい瞬間がいっぱい待っているみたい。

 

 

物質と非物質の間

久しぶりに名古屋で展示を拝見してきました。


f:id:tsubakidoh:20171031181256j:image

シルクスクリーンの作品たち。

 

抽象画です。

 

「抽象画は苦手」

とおっしゃる方、大丈夫です。

 

私もかつては抽象画が苦手でしたが、

この方の作品はスッと入ってきました。

 

グイグイ押してくる感じがなくて、

その距離感が心地いいです。

 

作品の一群は、

エネルギーが非物質な状態から物質化する過程を見るようで楽しかったです。

かなりの作品数ですが、

大きな作品は額に入っていない分、圧迫感がないのでラクに見ることができました。

ご本人は「額に入れた方が収まりが良かったかな〜」

とおっしゃっていましたが。

 

好きな作家さんなので作品も持ってる、ていうかこれ↓はもらったんだった。

額装は自分。

セッションルームに飾ったりしています。

tsubakidoh.hatenablog.com

 

今日が初日で、会期はこの日曜日まで。

 

ギャラリーの情報はこちら↓

artnews.jp

 

場所は名古屋の伏見のど真ん中です。

地下鉄の駅からすぐで、

横浜銀行のビルの地下一階。

 

いいですよ、

とても楽しい。

早くもお引越し3回目

今年の6月に水耕栽培を始めたアボカド。

 

camparimikan.hatenadiary.jp

camparimikan.hatenadiary.jp

 

予想以上のスピードで大きくなっています。

f:id:tsubakidoh:20171030184530j:image

冬でもやたら暖かい職場で育てています。

 

1週間ほど見ない間にまたグッと大きくなってる。

 

ぼちぼち鉢とのバランスが悪くなって来たので植え替え。

あまり小さい鉢だと水切れの心配もありますしねー。

 

f:id:tsubakidoh:20171030184454j:plain

鉢底ネットが完全に根っこに取り込まれている。

今までの鉢から出すとこんなにも根っこが巻いていました。

 

f:id:tsubakidoh:20171030184444j:plain

全景。


 そして、植え替え完了。
f:id:tsubakidoh:20171030185646j:image

 水を欲しがるようなので保水性の高い土を使いました。

鉢底ネットは取り外すのを断念。

大きな根を傷つけそうだったから。

 

これでまた大きくなるね。

 

真に音楽を作るもの

合奏の時、

笙はずーっと和音を吹いています。

 

しかし、

一つの和音(合竹と言います)から別の和音に変わる時に、

同時に全ての指が動くのではありません。

 

前後の和音によって指はバラバラに動きます。

 

そうすることで他の管のフレーズの切れ目で笙の手移りが聞こえて来て、

次の音のための音程を示し、

メリハリのタイミングで拍子を決めることができるのです。

 

自分は笙吹きでもあるから、

笙の役割としてのこうした「一般論」は知っていました。

 

そして現実はまた違う、ということも。

f:id:tsubakidoh:20170809145022j:plain

鳳凰の落としていった羽根のような雲

笙だけを吹いている時に、

三管(笙、篳篥龍笛)合奏でどうしても笙だけが置いてけぼりな感じが拭えないから、

とりあえず主旋律の篳篥の気持ちを知るために篳篥を吹き始めました。

 

そうすると今度は、

笙の音が気になって仕方なくなりました。

 

現実には自分の脳内で流れる笙とは全く異なる笙もある訳で・・・。

 

「そういう時は笙を聞かないで自分が好きなように吹けばいい」

 

と言われました。

 

でも、

元来が笙吹きなのでどうしても聞こえて来ちゃう。

 

結果、

常に不完全燃焼。

 

「?」マークが飛びまくり。

f:id:tsubakidoh:20170802212639j:plain

今日は、

初めましての笙の方と篳篥本番でした。

 

今日の龍笛さんとは度々合奏の機会があって存じ上げていて、

その龍笛さんといつも一緒に吹いておられる笙の方。

 

本番の前にちょろっと「五常楽急」を一緒に吹いたら・・・

 

なにこれ・・・

 

楽しすぎるやん・・・

 

車で吹いて最初の2行はお互いにそろそろを吹いていました。

慣れて来た3行目あたりから楽しくなって、

あー

もう、ずっと吹いていたい。

 

本番に車で3巡くらい吹いた「越天楽」も楽しくて楽しくて。

 

「笙の流れに乗っかって吹いていればいいんだ〜」

 

っていう安心感。

 

篳篥が主旋律、と言われるけれども、

曲を作るのは笙だ。

 

篳篥は笙の作る構造をたどるだけでいい。

 

「次に必要な音をくれる」

「拍子を作る」

 

笙のポジションはそういうレベルで語れる役割を担っていない。

もっとハイレベルなものを負っている。

 

いつものリードで吹いていたのに、

「今日はよく鳴っていた」

と、今日の龍笛さん。

 

そう、

変なところで息をためなくても良かった分、吹き込めたのだと思う。

 

十分な間を取ることができないのは、

練習不足と肺活量への不安からかと思っていましたが、

笙に任せて吹けた今日はしっかり間を取ることができたし、

その上に息も十分にありました。

 

いかに、笙が大事なのか痛感しました・・・ああ、楽しかった!!

 

冗談にもほどがある

BBSHのYea3、1回目のスクーリングが終わりました。

 

授業の始まる前日入りでまずは買い出し。

 

今回は滞在先の近所にPublixというスーパーがあるのでとても助かります。

 

f:id:tsubakidoh:20171018205941j:plain

ハロウィンシーズンだね。

f:id:tsubakidoh:20171018205818j:plain

野菜、野菜!

スクーリング中は禁酒ですが、前日ならいいでしょ!

 

とワインを買い物カゴに投入。

するとレジで、

 

「ID見せろ」

 

と。

 

最初はどういうことかわからなかったのですが、

とりあえずパスポートを出したさ。

 

そう、

未成年かどうかを確認したらしいのです。


f:id:tsubakidoh:20171021222742j:image

オイオイ、

フロリダ州でアルコールを購入できるのが何歳からかは知らんが(飲酒は21歳かららしい)、

どっちかというとその年齢の倍の方が近いぞ・・・

 

若く見られた、と喜ぶいうよりかは、

幼い見てくれなんだということにショックを受けたわ。

 

日本人の海外旅行エピソードでときどき聞くけど、

まさか自分の身に起こるとは思ってもいなかったな。