I'm ready!
スクールでは年に1回、アートの展示かパフォーマンスが必須課題として提出が義務付けられています。
昨年度は篳篥をあらかじめ録音していった音源に合わせて吹きました。
バリバリの古典で壱越調の蘭陵王を時間制限があったので半帖までで。
篳篥は私の得物の中で一番コンパクト。
そういう理由で、一番苦手意識が強いこの楽器をパフォーマンスに選びました。
やはり海外では三味線の方が和楽器としては有名で、
「次のパフォーマンスでは三味線!」
のリクエストが来ております。
期待されるとおねーさんは全力で答えちゃうよ・・・
まずはその予行演習のために、
明後日からの渡米で三味線を持っていきます。
私の得物(筝、三絃、17絃、笙、篳篥)の中ではいちばん得意と思われているのが三絃(三味線)。
海外に持ち出すにはちと面倒ながら、
できなくはなさそう、ということで、
まずは機内持ち込みするために三つ折りで運ぶことに。
長いままだと中棹の地歌三味線(九州)は手荷物収納スペースに入らない(かも)と思いましたので。
実は、今まで三つ折りにしたことないんだよね。
でもこれはいい機会と、挑戦。
憧れの柳川三味線だと皆さん三つ折りにしておられるから、さ。
いつかはやるんだろう工程の予行演習よ。
これが分解前。
そしてついに・・・
意外とあっさり完了
念のため、鼈甲撥ではなくプラ撥を持っていきます。
駒くらいはいいかな、と駒は水牛のまま。
JALはともかく、アメリカンはいつも荷物がパンパン。
楽器の機内持ち込みはなるべく早めに搭乗するのが得策のようです。
今回からは優先搭乗できるようになったので手荷物として機内持ち込みすることにしました。
かつて、アメリカで柳川三味線の演奏とレクチャーをなさった京都当道会の津田先生は、ご自身で皮の張替えができたか最も繊細な三味線の皮(「八つ乳=やつち」と言われる生後半年以内の雌猫の皮)を必須とする柳川三味線を持って単身渡米できたのだそうです。
そこまでのおおごとではないけど、
幾分繊細な楽器なのでまずは実験、です。