地元
最近、余所のお宮さんばかりお参りしているので、たまには地元=産土神さんもお参りしましょ。
あと、
こっそり大麻を納めに、ね。
崇敬社とのバランスで産土神さまポジションを椿さんにお願いすることにしたので、
産土神さんとそこの火伏せの神様のお札をお納め。
元々、うちの町内には火伏せの神様として「八天宮」さんがお祀りされています。
これは文政7年に藩主の命によって各村でお祀りするようになった神様です。
毎月1~3日の間にはこの八天宮さんにお供えしたお水を頂くことが出来ます。
このお水を家の周囲に撒くと火災を防ぐことが出来ますよ、というわけ。
そのおかげでこの町内は第二次大戦中に空襲の被害を免れた、と祖母は話しておりました。
今はかの有名な関東地方の火伏の神様のお札にかわっていますけど、
もともとはちがいますよ。
その傘下に入れてもらったのは近年のことです。
関東=秋葉さん。
関西=清荒神さん。
ていうのを学生時代に聞きました。
うっとこは関西やろうに・・・と心のなかでつっこみましたが、
神社のお守りをしている方たちが決めたことなのでそれならそれでよし。
久しぶりにお参りして、
いやいや、
いち町内のお宮さんですがしっかり機能している感じでした。
田舎な発想ですが、
町内会=神社なんです。
常住の神職さんはおらず、氏子が中心になって守ってきたおみやさんです。
町内や氏子の想いでここまで保つことが出来ているんだな、と思いました。
だからね、
むやみに開発を進めてコミュニティーが崩壊していきつつある現状が、
ほんとうに危険な感じがするのです。
「空っぽになった神社がいちばん危険」
そう聞いたことがあります。
開発のおかげで確かに、
周辺の人口は増えました。
でも、
それだけなんですよ。
むしろ、
中身がうつろなもろい容器がどんどん大きくなるだけなの。
それを止める気もないけど、
なんか、
大丈夫かなあ?
ってね。