撹乱する
両刀使いです。
楽器のことね。
そればかりに専念するのが王道らしいです。
何かに集中するのも大事だよね。
しかし、
私の場合は邪道なので笙と篳篥を吹きます。
「おこと」をやっているとさ、
筝も三絃もやって当たり前、というか、
両方できないと師匠にはなれない。
(それ以前に、
どっちかだけだと曲を習得するのが難しい。)
そこへ大概、
17絃が加わるし、
場合によっては胡弓も。
両刀使いどころの騒ぎじゃない。
だから違和感ないんですが、
業界が違うわい!
って言われたら身も蓋もないね。
最初に笙を吹いていて、
篳篥の気持ちが知りたい、と思ったのがきっかけで篳篥の講習に参加するようになって、
今では立派な両刀使い。
この神社での奏楽の時は笙、
あの神社では篳篥、ってのが自然にできて来ているけれども、
今日はそれがイレギュラー。
いつもは笙でお邪魔しているところで篳篥。
入場と一般玉串奉奠が長い。
全く、私の好みで曲を決めてもらったのですが、
いざ本番になると、
リードがぱっかーんと開きすぎで息が保ちそうになく、
結果拍子ツッコミ気味の演奏があったり。
普段は龍笛さんの右側に座ることが多いので、
龍笛の音が直接飛んで来ることはない。
それが、
今回は龍笛さんの左側。
ビュンビュン音が飛んでいきて耳が痛いくらい。
なのに、音がわからない。
音程も拍子も。
最後の本命・蘭陵王はなんとかいつも通りに吹けていたらしいです。
1巡半して、
ちょっと速くなりすぎたからゆっくり吹きたいね〜
とテンポを抑えたら、
そこまでの
春鶯囀颯踏1巡とちょっと、
賀殿急1巡とちょっと、
武徳楽1巡とちょっと、
が効いて唇がプルプルしてきて、
危うくメれなくなりそうになったわさ。
はー・・・危なかった。