梅の宿
地歌手事もの
作詞: 村上松韻
作曲: 菊岡検校
筝手付け:八重崎検校
三絃:本調子→二上り
筝:半雲井調子→平調子
糸竹の
代々節馴れし鶯の
声の調べも新玉の
幾春霞立つ名こそ色白妙に匂うらめ
(手事)
梅咲く宿は千代ならん
梅咲く宿は千代ならん
塩崎くら女の還暦祝いに贈った曲、だそうでその経緯から還暦のお祝いに使うとのこと。
菊岡×八重崎のゴールデンコンビ・・・いや、石川×八重崎もゴールデンなんだよね。
八重崎検校が筝の手付けをしたおしているので、
色々なところで鉄板のコンビを形成している。
それはそれですごいことだと思う。
ボリュームが適度なのでしばしば定期演奏会=持ち時間少なめで使う曲。
ちゃんと地歌手事もののエッセンスが詰まっていて弾きごたえは十分です。
これを初心者のときに習って、ぐるーっと一回りしてからまた演奏してみると、
この曲の良さが一層感じられました。
安定。
そういう弾き心地です。