そういうことなら
我が家の神棚はかなり年季が入っています。
祖父の曾祖父の代に新家分けをしたのがうちのはじまり。
神棚も古いらしくて中もいろいろごちゃごちゃ
・・・近所の神仏習合時代を色濃く残す場所のお札?が入ったままだったり、
恵比寿さんと大国さんの古い木彫があったり。
去年末に(古)神道を学んでおられるかたと知己を得て以来、
自分のなかでの神さん(我々は敬意を込めてこう言う)の重量が増してきました。
「こうするんですよ」
っていうのを知って行わないのと、
知らずに行わないのとは意味が違う。
知ったからにはせずにはおられない。
うちの神棚は三社形式の屋根がつながっているタイプ。
あまり「そっち系」に関心のない両親・・・というか家長であるところの父と、
家を離れている長男の弟がいるのに、
長子とはいえ女子の私が神棚をいじっていいのか、という疑問がありました。
そこんところはOK。
質問したところ、そのように言っていただきました。
真ん中には天照大御神。
向かって左に崇敬社。
姓名の関係でいけば氏神様は春日さんとなるのですが(藤原系の姓)、
我々農民はおそらく姓なんてテキトーにつけていますから氏神様=産土神様。
氏神様と崇敬社のバランスも大事らしく、
5月にお参りしたお社で頂いてきた大麻をお祀りするなら氏神様はちょい弱めだそう。
じゃあ、どの神様を氏神様ポジションにお願いしますかねー
「こ」さん:「伊勢だと天照大御神でかぶっているからねー・・」
ワシ:「では、一の宮ってことで椿さんは?」
「こ」さん:「・・・多度さんは?」
ワシ:「最近、市内になりました。多度さんも好きですよ、一目連さんとかかっこいい・・・」
「こ」さん:「~あ、椿さんにしましょ(何かお知らせがあったらしい)」
ワシ:サルタヒコさんのほうですか?アメノウズメさんの方ですか?
「こ」さん:サルタヒコさんの方で。アメノウズメさんの方の大麻があるかどうかいま記憶が定かじゃないから・・・それにアメノウズメさんだと崇敬社とかぶるし(崇敬社はガチで芸術方面でも有名)。
ということで第二ポジションを椿さんのサルタヒコさんにお願いすることになりました。
その話のあとすぐに大麻をいただきにお参りしました。
お札は設置しましたが、神棚は汚いまま。
休日の今日、
できるだけ掃除してみました。
でも、
100年くらいの汚れは落としきれないな。
本当はまるっと新調したかったけどそれはだめ、と言われました・・・一応、当代に確認したんです。
神棚は仏間にあります。
ですから、
脚立にのっていると仏さん=仏壇の汚れもきになってきます。
仏さんは、曾祖父の若い頃に購入したようです。
隣家が火事になったときには、
まずこの仏壇をかついで運び出したそう。
典型的な尾張仏壇(きらっきらの派手派手)形式で、
ヒト一人で担ぐなんてまずもって無理なサイズですが、
これこそ「火事場の馬鹿力」で担げちゃったそう。
神棚と同じくらい、あるいはもっと古いのが仏さん=仏壇です。
軽い気持ちでホコリを払おうとしたら、
クイックルワイパーのハンディーモップが積もり積もったホコリで3倍くらいになりました・・・寝た子を起こした感じ。