悟れない
「症状はありがたい」
ホメオパシー業界でしばしば耳にする言葉。
確かに、
症状の情報がなければ幾千万のレメディーのなかからたったひとつを選ぶことはできないのですが、
私はそこまで悟れていません。
この年になってようやく、
日常生活に支障が出ないくらいに、
毎晩眠る前に、
明日この炎症はどうなっているのだろう、
なんて考えることなく過ごせる。
世間の大半の人はこうやって過ごしているのか、
と今更知る。
一般的に若くて、元気で、綺麗と言われる時期に、
心は凝り固まり、
体力はなく、
皮膚はぼろぼろだった。
正直言って、
あの状態が有り難い、なんて言えない。
そんなの嘘くさい。
不都合なことはない方がいいに決まっている。
どんなに良いコぶっても、
人間は楽したい、インスタントに何かを手に入れたいとどこかで思っている・・・それがかつては出来たんだからね。
肉体って不便。
私の場合は今のところそこまでにしかたどり着けない。