カンパリみかん

絵画と音楽とホメオパシーとBBSH(放課後)をつらつらと。基本は酔いどれ日記。

すっぽん(川千鳥)

地歌・作物

作者不詳

三絃:本調子

頃は五月の梅雨晴れに、池の浮き木の下辺り、数多のすっぽん寄り集まり、

ぶつぶつ泡吹き、あるいはじゃぶじゃぶ、面を出して世をにらみ、水を濁して遊びけり、

中にも執心深そうなすっぽん出て申すよう、

近年世上の人々は、我々を食い囃し、彼処の川端、此処の橋下、新地新地の里はずれ、

また市中には万寿寺三条通や丸太町、丸のまの字も恐ろしや、ころ入り、切り込み、刻みネギ。

鍋の苦言も逃れまじと、涙は淵の水増さる、その子のすっぽん申す様、愚かの父の嘆きやな、

それ魚は人に食われて成仏す、まして鱗のなき我々、水の藻屑とならんより、人に食われて西の丘、畑の肥ぞありがたや

(手事)

斯くて諌めのその内に、久しぶりにてお月さん、競べ給うも恥ずかしと、皆水底に入りにけり。

来年の秋あたりに先生は演奏会をしようとお考えのようでだ。

だから、このごろざかざか新しい曲を習っている。

演奏会だと新曲もするので色々楽しいし、かえって古曲っていいなあ、としみじみ思う。

最近のうちの演奏会の傾向として、

作物(さくもの)をプログラムに取り入れることがあげられる。

前回は「狐の嫁入り」。

そのまえは「たぬき」。

作物は地歌=地域独特のことばのイントネーションを取り入れた音楽、の特徴をよく表したジャンルだと思う。

さらっと演奏するように言われるのだが、

なかなかそれも難しく苦戦中。

歌が自分のなかで相当こなれてこないと乗れないんだよね。