悪癖
身内を除けば数少ない「呑める人」とおおよそ一致している考えとして、
「酒飲みはなんでも酒の肴にできる」
というものがある。
おまんじゅうと日本酒、
ワインとチョコレート、などなど。
私はケーキなどのおかしを単品でみたときに心躍らない。
ケーキだけならないほうがまし。
口の中が甘くなりすぎる。
たっぷりの紅茶か、許されるならお酒がなければいただこうとは思わない。
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午前中に合奏練習に行って、
そのあとに四日市で個展をみてくる。
仕事関係ではなく出かけた。
そのギャラリーの近くにはとても美味しい洋菓子店がある。
地元ではかなり有名。
ケーキに対するテンションの上がり方が平均以下な自分でも、
ショーケースを眺めると「美味しそう」と思う・・・めったに買わないけど。
ここのマカロンがアテにとても良い。
↓レモン味。
限定ものの桜。
こういう小さいのをちょびちょびかじりながら呑むのが好き。
その後、ひさびさのお茶の稽古に行ったので、
同じくのんべえのお茶の先生に少しお土産に買っていった。
平均年齢の高い稽古時間帯に出かけたので、
点前をできるのは先生と私だけ。
久しぶりなのでみっちり稽古してもらった。
点前は忘れているところもあるけれども、
私は濃茶を点てるのが得意。
抹茶に限らず紅茶も緑茶も淹れるのが上手いと自負してる。
紅茶と緑茶に関しては決まり通りにやればそこそこには美味しくできる。
お湯の温度、道具、抽出時間、水質の把握。
濃茶の場合はもうちょっと感覚が要求されると思う。
最初にお湯を注いだあと茶筅で練っているとき、
次にどのタイミングで残りのお湯を足すかを見極めるのが大事。
足すお湯の量も、人数分を一息で入れて決める・・・ちょびちょび人数分回数ひしゃくを傾けるやりかたもあるみたいだが、私はそれが嫌い。お湯が冷めるみたいな気がするから。
練っているときにうまくいったときは「ここでお湯を足すよ」ってタイミングが伝わってくる。
茶筅が「ふっ」と軽くなる、とそのタイミングのお知らせを表現する先生もいる。
あんまりのんびりしていてもだめなのでそこそこで切り上げる。
拝見からかえってきた茶碗の景色を見て点て具合を確認する。
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きょう買って来たマカロンのおともは、ルイジャドの赤でした。