カンパリみかん

絵画と音楽とホメオパシーと放課後BBSHをつらつらと。基本は酔いどれ日記。

雅楽部

先日の神前奏楽は初めましての方との合奏。 有名な方ではあるので、こちらは存じ上げていましたし、 こういう機会があるとは夢にも思わず。 箏曲地歌だと、 10分前に初めて顔を合わせた相手とリハ演奏&30分後の本番演奏するってことはまずない・・・雅楽でも…

昔の場所

地元の城跡にあるのはソメイヨシノの大木たち。 城跡に桜は近代以降の定番風景で、 そこには新しい権力者の巧みな印象操作があるとかないとか・・・ただし、この城跡は中世のそれなので、 城跡=桜が定着しきってしまって、 本来の意味などすっかり忘れられ…

怒涛の篳篥Weeksの開始をなんとか乗り切り、 神社近くの散歩コースへ立ち寄ると、 すごい人、人(+車)。 いつも車を駐めているスペースは満車でした。 地元の桜の名所でもあるからね。 まだ三分咲きくらいのソメイヨシノ。 木全体はピンク色になっていて爆…

シーズンだから

暖かい日が続くようになって、 桜前線の北上速度もぐんぐんあがっているようです。 結婚式=ジューンブライドイメージが強いですが、 私が奏楽でお邪魔する神社の結婚式繁忙期は4〜5月と、10月。 そろそろ式の数が増えて来たようで、 私でさえも、明日から毎…

エッジ

結婚式の奏楽でいつもの神社に行ったらば、 ソメイヨシノが咲きそうになっていました。 一昨日はずいぶんと暖かかったからね、一気に蕾が膨らんだのでしょう。(うーむ、ピントが石灯篭にあっておる) 駐車場の蕾もピンク色になっている。 木がうずうずして…

地味に進行中

昨夜、 神楽を歌っている時に歌詞をすぱーんと忘れる夢を見て飛び起きました。 こういう夢、結構多い。 振り付けをまったく頭に入れないまま舞台で踊る、しかもコールドのなかで。 とか 全く知らない曲をいきなり舞台で弾くことになっている。 とか。 夢の中…

これからがお正月

レギュラーの仕事は12月30日まで。 で、 ここ数年お世話になっている神社の新年祈祷奏楽が2〜4日。 6日からレギュラー職場に立つので、 年末年始は雰囲気を味わう感じです。 合間の完全オフの大晦日は友人とお伊勢さんへ。 元日はほとんど寝ていました。 神…

好きにしてみな

昨日、 10時間の時差を越えて帰ってきたところで、 大きな出来事がいくつもあったスクーリングだったのでまだまだ情緒不安定で、 それでも、 私は練習をしたいと思ったから恒例の合奏練習会へ出かけました・・・家の者はたいそう驚いていたけど。 アメリカ…

ストーリー

久しぶりに神楽をご神前で歌って、 神楽に限らず地歌でも何でも、 歌うとき、 歌い込む過程でその歌詞を頼りにストーリーを自分なりに作っているなー、と気づきました。 そう言われれば歌詞がなくても、やっているな。 その作業がすんなりできた曲や、 長期…

脊髄反射で

今日はお久しぶりの龍笛さんと本番演奏でした。 誠実で謙虚なその方をそのまま表現したような演奏をされる方で、 それだけでもすごいなーと思うのですが、 以前にその方が1人で練習しておられたのを遠くから聞いた時に、 実際には聞こえるはずのない篳篥や笙…

じわっとうれしいこと

筝と三絃の合奏(古典)をしていると、 「うー、いま合っていない気がするけど合ってるのか・・・合うてるわ!」 という瞬間にしょっちゅう出会います。 「今、合っていないようだけど、ちゃんとあそこで合うんだよね」 とわかりながら演奏していたり、 「今…

真に音楽を作るもの

合奏の時、 笙はずーっと和音を吹いています。 しかし、 一つの和音(合竹と言います)から別の和音に変わる時に、 同時に全ての指が動くのではありません。 前後の和音によって指はバラバラに動きます。 そうすることで他の管のフレーズの切れ目で笙の手移…

撹乱する

両刀使いです。 楽器のことね。 雅楽は基本の三管(笙、篳篥、龍笛)の中から一つを選んで、 そればかりに専念するのが王道らしいです。 何かに集中するのも大事だよね。 しかし、 私の場合は邪道なので笙と篳篥を吹きます。 「おこと」をやっているとさ、 …

収まっているなら良し、としよう

いくつか奏楽でお邪魔する神社があるのですが、 不思議と神社によって持管が決まっています・・・両刀使い(笙と篳篥の)だからさ〜。 で、 たまにメンバー構成によっては、 いつもとは違う管を持つことになるんだな。 その場合、妙に緊張する。 この秋の大…

神楽うたう

だいたい、笙吹きは神楽の時には管を置いて歌を歌います。 笙は、 とりあえずすぐに鳴ります。 龍笛や篳篥とは違ってピッチが安定しています(ちゃんとメンテナンスして、温まって入れば)。 管を手にしているときは音程どうとか、って案件に悩むことはあり…

新曲

恒例の合奏練習会は、久々の新曲から・・・私的には、ね。 いま使っている譜本の、 壱越調、平調はほぼ制覇。 他の調子も、メジャーなのはとりあえず吹いて龍笛さんと合わせることができるところまで来れたので、 今度は未修曲を潰していこう、と・・・ 微妙…

復活

午前中に宮城道雄さんの「高麗の春」復活祭り(15年前に習ったらしいから・・・)を先生とやらかして、 交感神経が優位なままお昼時間に突入したら食欲がない・・・ このままにしとくと低血糖で使い物にならなくなるので糖分補給。イギリス土産のレモンクッ…

時間のかかるもの

目下、地歌の方では「船の夢」と「高麗の春」を練習中です。 雅楽の方は雙調の「入破」「柳花苑」。 楽譜に書いてある日付によると、 「船の夢」は10年前、 「高麗の春」は15年前に習ったようです・・・当時はまだ譜本をもらった時に日付を入れていました。 …

3本

いつも結婚式の奏楽でお邪魔する神社で、 今日は真夏に珍しく2組の結婚式と1つの模擬式。 模擬式とは、 これから結婚式をあげようというお二人、 あるいは親御さん(!)が親族席に座り、 モデルさんを新郎新婦に仕立てて、 実際とほぼ同じの式次第で一連の…

ミニコンサート

笙の洗い替えが終わった、との連絡を先生から頂戴しました。 朝に受け取って、そのままお茶のお稽古へ。 お稽古、と言っても気楽な稽古場なので好き勝手させてもらっています。 先生は私の祖母の幼稚園時代からのお友達。 早くになくなった祖母と会う感じで…

たまには真面目に

お盆休みですが、 いつもの恒例、合奏大会。 本番・・・しかも立て続けの1日3式に備えて、平調中心に、 五常楽急、皇麞急、三台塩急、越殿楽、鶏徳、林歌、老君子、夜半楽、陪臚 最後に、雙調の陵王。 筝三絃にも同じことが言えるのだけれども、 新しい曲に…

おおとり

笙は新品の場合は1年目に、 それ以降は2年に一回、洗い替えが必要です。 分解して、 お掃除した後に、 リードに青石(孔雀石・マラカイト)をすったものを塗って、 蜜蝋で音程調整。 ざっとまとめましたが実際はもっと複雑で繊細な行程です。 この洗い替えが…

勢い、大事

バーバラ・ブレナンの新作が届きました。 7年間、ずうっと「出る出る詐欺」状態でしたが、ついに、です。 日本語版が出る予定は今の所ないので英語をちまちまと読み進めます。 イントロダクションで、 第4レベル=人間の感情の残渣があるレベルを扱う、っ…

マイナー系ごちゃまぜ

個人的には篳篥本番の多い今月です。 レギュラーの合奏練習に加え、 結婚式がちらほら。 それらが立て続けなので今月は篳篥との距離がいつもより近くて嬉しいです。 篳篥を吹く機会が増えると、 元々の持ち管・笙の吹き方も考えてみたり。 本番が多い=メジ…

3

3年に1回くらいの割合でまわってくる、1日3件の結婚式の日でした。 しかも、篳篥やで〜。 前回は今のところの最類似レメディー・10M摂取直後で暴走したけど、 今日は大人な私でしたよ。 龍笛さんには、 「こないだは何やった?」 て言われるくらい、前回は…

DとG

「壱越調から双調に転調した曲を同時に演奏するとどうなりますか?」 笙の先生に尋ねたことがあります。 所謂、「お琴」の最も基本的な調絃では、 規準になる音を1つもらって、 そこから音同士の距離と和音の響きで残りの12の絃の音を決めます。 私の所属会…

まずはやってみる

「そんならいっぺん、講習、受けてみるか?」 から篳篥とのおつきあいが始まりました。 「やる」or「やらない」 ではなくて、 「まずはいっぺん、やってみる」 体を動かさないうちはは脳は働かない。 ******* 恒例の合奏練習会でした。 もうかれこれ1…

お札をおさめに参ります

去年のゴールデンウィークに初めてお参りしてからもう何回目? その去年の1回目お参りでお神札をいただいてきたので今が交換の時期。 GWに入ると道が混むし、 それを逃すとちょっと先になりそうなので急遽、お参りしてきました。 はい、 天河大弁財天社さん…

道分け

地植えにして10年くらい経ってようやく花をつけてくれるようになった「日光(じっこう)」です。 去年初めて2つ、花が咲いて、 今年は10以上咲いてくれていたみたい。 海外逃亡していたから気づきませんでした。 唐子咲きの中輪。 いい椿です。 いずれは白…

日本の伝統的音楽には本当に指揮者はいないのか?

「日本の伝統的音楽」 と大風呂敷を広げました・・・その一角を為す「箏曲三絃」と「雅楽」に限ります。 勿論、両方とも古典曲演奏の場合、ね。 指揮者がいない、 というよりかは誰かが指揮者を兼務しているんですよ。 箏曲三絃だと、 大人数での合奏の場合…