箏曲三絃(京地歌)部
アメリカ合衆国の入国審査で両手の指紋をとられました。 タッチパネルのようなものの上に3本の指を置いて読み取ってもらうのですが、 左手は何度もやり直し。 そう、私の左手の指紋は摩滅しています。 特に親指、人差し指、中指はつぶれています。 薬指もま…
姪がいます。 いま1歳8ヶ月。 少し言葉を発するようになって、 なんとなく意思表示もはっきりしてきて、 人間になりつつあります。 親としては習い事とか気になるのか、 こちらに気を遣ってくれているのか、 「ねーちゃん(私)にはお茶とおことと三味線を…
社中演奏会が終わって約1ヶ月。 長いような短いような期間を経て、久しぶりのお稽古へ。 演奏会のときに感じたこと、 反省点、 よかった点、 などなどを先生と話しながら、 もう来年2月の定期演奏会用の曲。 既習曲で先の演奏会でも演目となった「今小町」…
地歌手事もの 作詞: 村上松韻 作曲: 菊岡検校 筝手付け:八重崎検校 三絃:本調子→二上り 筝:半雲井調子→平調子 糸竹の 代々節馴れし鶯の 声の調べも新玉の 幾春霞立つ名こそ色白妙に匂うらめ (手事) 梅咲く宿は千代ならん 梅咲く宿は千代ならん 塩崎くら…
火曜日に急遽の下合わせを終えてからが早くてあっという間に本番当日。 楽器の準備 着物の準備 お礼の準備 演奏会中を快適にするものの準備 演奏会翌日の仕事の準備 本番当日は幸いにも晴れ。 もう風物詩になりつつある会場の警備員のおじさんとの駐車連絡し…
急遽決まったプチ下合わせの日です。 本番が目の前だからできる強行スケジュール。 本日のお品書きは古曲ばっかりです。 古曲好きだからいいけどね。 本音では3つ年下でキャリアは私より上の相棒とだけ合奏していたい。 疲れてしまっていて自分の出番でない…
ホメオパスですがホメオパシー一辺倒になることができず、 状況によっては漢方も飲みます。 いつもお世話になっている漢方薬局の夏のレシピが気に入っています。 材料は、 ①イスクラ産業さんの麦味参。 人参、麦門冬、五味子エキスが配合されています。 処方…
社中演奏会まであと一週間。 今日は最後の下合わせの日です。 昨日はうちに稽古に来てくれていて同じくこの演奏会に出る子と稽古をした。 吾妻獅子に四苦八苦・・・。 朝、9時前に入って楽器の搬入にはじまり、 最後は17時の搬出。 気づけばお昼ご飯、食べ…
月末に所属社中の演奏会があります。 ちょうど舞台用の糸の補充もしたかったので、 この際、ぼろけになってきた諸々を新調しましょう、 といつもお世話になっている楽器屋さんへ。 この楽器屋さんは祖父もお世話になっていたようです。 芸事の地元は京都です…
社中演奏会まで一ヶ月をきりました。 大きな下合わせはこれまでに一回、 こまごまとした下合わせは数知れず。 大学のクラブで始め、 個人指導をうけるようになったのは大学院に入ってからなのでキャリアはそれほど長くない。 しかし、 私くらいの年齢になる…
3年ぶりに社中の演奏会があります。 本番は7月31日。 小さなグループでの合奏練習は度々してもらっていますが、 一日まるっと下合わせは今日が初めてです。 そしてあとの一回は本番直前の7月24日。 ちょっと前までは、 所属会の施設で開催されていた下合わせ…
自分が思う以上に表情筋が収縮&弛緩しているらしく、 演奏中、 眉間にシワを寄せてるようです。 演奏会のDVDを師匠が見ていた時に気づいたそうで。 そう、 たしかに演奏中に「?」と思った時に眉をひそめている自覚があります。 「?」 というのは、 自分の…
演奏会の日でした。 出番は1曲だけです。 今回は「お弁当当番」もあり。 出演者の方一人一人にお弁当とペットボトル入りのお茶を渡す、というもの。 開演は13時、出番は15時くらいですが、 お弁当係は10時集合でした。 警戒して早めに出かけたら、 予想に反…
今日は新しくなった京都会館(ロームシアター京都)で演奏会。 盛りは過ぎたとはいえ混雑するに違いないと警戒してかなり早くに出かけました。 意外なことに道は空いていました。 会館の近くにいくとなにやら行列・・・ 細身美術館での「春画展」に並ぶ人の…
作曲:菊岡検校 筝手付け:八重崎検校 作詞:不詳 三絃:二上り→三上り(高一下り)→本調子 筝:平調子→中空調子 京手事もの 松の位に柳の姿、桜の花に梅が香を、込めて零るる愛嬌は、月の雫か萩の露、露の情けに憧れて、我も迷うや蝶々の、恋い死なん身の幾…
地歌手事もの砧もの追善曲 作詞不詳 作曲:峯崎勾当 筝手付け:小松景和 三絃本調子→二上り 筝半雲井 夕づく日、入りぬる後を差し替えて、匂う蔓の木隠れに、 露を玉貫く蜘蛛(ささがに)の、いと面白き振る舞いを、 見る裏方の忍の軒に、夫を松風、 憂き身…
地歌・京手事もの 作曲:石川勾当 筝手付け:八重崎検校 三絃:本調子 筝:半雲井調子→中空調子→平調子→半雲井調子 君がため、春の野に出で若菜摘む、我が衣手に雪は降りつつ 春過ぎて、夏来にけらし白妙の、衣干すちょう天香具山 み吉野の山の秋風小夜更け…
作曲:石川勾当 筝手付:八重崎検校 三絃:本調子→二上り→高三下り 筝:半雲井調子→平調子→中空調子 されば都の花盛り、 大宮人の御遊にも、 蹴鞠の庭の面、 四本の木陰枝垂れて暮れに数ある沓の音、 柳桜をこきまぜて、 錦を飾る諸人の華やかなるや小簾の隙…
急に思い立って伊勢の国一宮猿田彦大本宮椿大神社へお参りです。 思い立ったらすぐ行ける距離。 ご近所感がたっぷりあるので、こちらにはお参り以外で出かけたことが何度もあります。 椿会館で真夏の謡曲勉強会とか。 皆で最後に『猩々』を謡って終わり、が…
12月13日は正月事始めの日です。 毎年、祇園の事始めの様子がテレビで流れています。 お正月はお座敷で忙しくなるので師匠のところへ新年のご挨拶にうかがえない。 だからこの日にご挨拶する・・・とかいう話だったと思います。 今年は関西の巨大な89…
地歌・長歌もの・謡もの 作曲者:不明 筝手付け:八重崎検校 三絃:二上がり→三下がり 筝:中空調子 国土安全長久と、栄華も弥増しに、猶喜びは勝り草の、菊の盃とりどりに、いざ呑もうよ。 廻れや盃の流れは菊水の、流に引かれて疾く過ぐれば手先ず遮る菊衣…
地歌・手事もの 作詞、作曲:不詳 調絃:本調子→二上り 軒端の松に秋風の、音も寂しく更くる夜に、懸かる心の浮雲を、吹き払いつつ澄み昇る、月の御影の明るらけき (手事) 憂きを慰む形見とて、松の嵐を筝の音にして 来年2月の定期演奏会用の曲。 作曲者…
浴衣を着る会、ではありません。 身内だけの合奏練習会という意味です。 浴衣を着るくらいの気軽な気分で、ということらしいです。 だから、浴衣を着なくても良いのです。 来年の演奏会に向けての準備もかねてなので、 古曲新曲おりまぜての演目。 17絃、…
旧・京都会館が建て替えられまして、 「ロームシアター京都」になるそうです。 京都・地元にいないからよくわからないや。 旧の京都会館は何回か演奏会で出たことがある。 うん、古い。 なんだかの演奏会のときは控え室が足りなくて、 臨時の控え室が設定さ…
作詞:船坂三枝 作曲:光崎検校 筝手付け:八重崎検校 三絃:本調子→二上り→高三下り 筝:半雲井調子→平調子→中空調子 蒔かなくに、何を種とて浮き草の、波のうねうね生い繁るらん。 草子洗いも名にし負う、その深草の少将が、百夜通いも道理や。 日の本なれ…
宮城道雄作曲 石橋令邑作歌 筝:四上がり半雲井→六、斗を1音上げ、巾を九の甲 三絃:本調子→三下がり 一樹の陰に宿りあひ、同じ流れを掬ぶだに、別れ悲しき習ひなり。 萌え出づるも枯るるも同じ野辺の草、いづれか秋にあはで果つべき、浮世の性に嵯峨深く、…
地歌・作物 作者不詳 三絃:本調子 頃は五月の梅雨晴れに、池の浮き木の下辺り、数多のすっぽん寄り集まり、 ぶつぶつ泡吹き、あるいはじゃぶじゃぶ、面を出して世をにらみ、水を濁して遊びけり、 中にも執心深そうなすっぽん出て申すよう、 近年世上の人々…
地歌・手事もの 作詞者:不詳 作曲:三つ橋勾当 調絃:低二上がり→三上がり→本調子→二上り(三絃)、低半雲井調子(筝) 立ち渡る霞を空の標にて、長閑けき光新玉の、春立つ今朝はあしびきの、山路を分けて大伴の、三津に来鳴く鶯、南より笑い初む、香りにひ…
筝組歌・奥組新曲 作詞:不詳 作曲:安村検校 一歌:久方の雲の袖、ふりし昔に偲ばし、花に残る露よりも、消えぬ身ぞ儚き 二歌:夜を照らす白玉の、数の光ならずば、天つ乙女の挿頭して、月に遊ぶなるらん 三歌:紅の花の上、露の色も常ならん、夢は残る横雲…
松阪検校作曲 新曲 平調子→中空調子 越の国 杣山おろし吹雪して 野山も分かぬ只仲に あら御覧じよ軒端には 香りゆかしき梅咲けり 昨日駿河の戦に 里見の殿お討たせしは 順ひ行きし者共か 深く勢いとぞ思うぼされん 此れを見ながら我子らが 何れも生て帰りな…